タスクインスペクタ

タスクインスペクタには、タスクのスケジュール、依存関係、および割り当てられたリソースに関する記述的詳細や情報を設定するためのツールがあります。

タスクインスペクタ。

タスク情報

タスク情報」インスペクタでは、タスクのタイプや範囲を定義する重要な属性を設定します。

タスクインスペクタの「タスク情報」セクション。
  1. 名前—タスクアウトラインに表示される、タスクの名前。

  2. タイプ—タスクに対して使用できるタイプの中から目的のタイプを指定します。以下のタイプがあります。

    • タスク—プロジェクトの一環として達成すべき作業の標準的な表現です。
    • マイルストーン—プロジェクト期間内の重要な瞬間を表す、長さゼロのイベント。
    • グループ—中に子タスクを含む階層を作成するために使用される親タスク。
    • ハンモック—先行タスクの完了と後に続くタスクの開始に基づいて所要時間が変化するタスク。

    さらに、以下のオプションを使用できます。

    • このタスクを繰り返しにする—既存のタスクまたはマイルストーンを繰り返しタスクに変換します。
    • 繰り返しルールを編集—既存の繰り返しタスクのルールを編集するための繰り返しダイアログを開きます。
    • 繰り返しを停止—繰り返しタスクを元のタイプに戻し、今後の繰り返しをすべてキャンセルします。
    • 閉じるときにタスクバーを表示—グループタスクを閉じるときに、そのグループを、累計属性を表すタスクバーとして表示します。
    • 閉じるときに子をロールアップ—グループタスクを閉じるときに、そのグループを、それに含まれる子タスクバーを重ねた状態で表示します。
  3. 作業時間—タスクを完了するのに必要な作業時間。「完了」はそのタスクで完了した作業の量を表し、「残り」はそのタスクに必要な合計作業時間から完了した作業時間を差し引いた値を表します。

  4. 所要時間—タスクの作業を完了するのに必要な時間。「所要時間」を参照してください。

  5. タスクコスト—タスクに割り当てられているリソースのコストに反映されていない、タスクに関連したコスト。

  6. リソースのコスト、総コスト—タスクに割り当てられているリソースのコスト(リソースの使用当たりのコスト時間当たりのコストの値から得られる)と、タスクの総コスト(リソースのコストにタスクコストを加算した値)です。これらの値は直接編集できません。

経過所要時間を使ってタスクを作成する

特に設定を変更しない限り、タスクの所要時間やリード/タグタイムはプロジェクトの稼働時間から計算されます。所要時間の時間単位の前に "e" を入力すると、その値は経過時間の値に変換されます。

たとえば、プロジェクトの次のステップへ進むのにペンキが乾燥するのを待つ必要がある場合は、「ペンキを乾かす」タスクの所要時間フィールドに「48eh」と入力して、金曜日の終わりまでにペンキが乾き始めた場合には次の依存タスクの開始が月曜日の朝から可能であることを OmniPlan に伝えます。

経過時間のあるタスクには、おそらくリソースは必要ありません。なぜなら、ペンキが乾くのを監視するために誰かを割り当てる必要はないからです。

スケジュール

スケジュール」インスペクタでは、タスクが時間軸上のどこに位置するか(実際の時間と基準に対する時間の両方)を、他の時間的な制約やスケジュール上の優先度とともに指定できます。

タスクインスペクタの「スケジュール」セクション。
  1. 自動/手動—タスクが平準化に基づいてスケジュール内の最も効率の良い位置に自動的にシフトするようにするか、スケジュール内のタスクの位置を手動で設定するかを指定します。

  2. 開始/終了—タスクが自動スケジュール機能を使用する場合、これらの値は他の要因によって決められ、直接編集することはできません。タスクを手動でスケジュールする場合は、カレンダーピッカーを使用するか、ここに目的の開始日と終了日を入力します。

  3. 制約—ドロップダウンメニューを使用して、「指定した日時以降に開始」、「指定した日時以降に終了」、「指定した日時以前に開始」、「指定した日時以前に終了」の中からタイミングに関する制約を選んでタスクに追加します。各タスクには、それぞれ 1 つの開始制約と 1 つの終了制約を割り当てることができます。割り当てられた制約は、このセクションのドロップダウンメニューの上に表示されます。制約を削除するには、その横にある X ボタンを使用します。

  4. ASAP/ALAP—タスクができるだけ早くスケジュールされるようにするか(ASAP)、できるだけ遅くスケジュールされるようにするか(ALAP)を指定します(スケジュールに関する他の影響を仮定)。この設定と個々のタスクのプロジェクトの方向が異なる場合は、この設定が優先されます。

  5. 分割を許可—タスクを手動で分割または平準化によって分割できるようにするには、このチェックボックスを選択します。切にすると、このタスクはいかなる理由でも分割されなくなります。

  6. 優先度—タスクの優先度を表す数値を設定します。これによって、平準化の際にリソースが割り当てられるタスクの順序が決まります。最も大きい正の整数が最も高い優先度を表します。「遅延」は平準化プロセスで自動的に設定される値であり、リソースが利用可能になるのを待つためにタスクが延期されている期間を示します。

すでに遂行された(または遂行されたはずの)タスクをスケジュールするには、「プロジェクト」>「編集日を設定」の順に選択し、そのタスクの作業が始まった日付を入力します。これによって、プロジェクトのコンテクスト上の "挿入点" がその日付に変更されます。新たに作成されたタスクは、デフォルトでその点から始まります。その日付に対してタスクを追加し終わったら、編集日を現在の日付に戻します。

基準

基準」インスペクタでは、そのタスクと現在の基準スケジュールとの関係や、そのタスクがプロジェクトの実績スケジュールとどのように違っているかに関する情報を表示できます。

このインスペクタの内容は直接編集できません。

タスクインスペクタの「基準」セクション。
  1. 開始、終了—これらの日付は、基準プランに基づいて、タスクを開始および終了すべき日時です。これらの日付は、プロジェクトで「基準を設定」コマンドを使用すると表示され、比較用に選択した基準に基づいて変更される場合があります。

  2. 差異—開始日と終了日が基準のプランからどのくらい逸れているかを示す時間量。

依存関係

依存関係」インスペクタでは、検査中のタスクとプロジェクト内の他のタスクとの関係を一目で確認できます。また、その場で依存関係を変更または削除したり、リードタイムやラグタイムを関連するタスクに追加したりできます。

タスクインスペクタの「依存関係」セクション。
  1. 依存関係リスト— 検査中のタスクと依存関係でつながっているタスクのリスト。

    先行タスク」セクションには、検査中のタスクが依存しているタスクが一覧され、「依存タスク」セクションには、検査中のタスクに依存しているタスクが一覧されます。これらの関係の性質は、その依存関係のタイプで決まります。

  2. タイプ—依存関係のタイプ

  3. リードタイム—関連するタスクのリードタイム(ある場合)。

  4. 依存関係エディタプラス記号ボタンを使用して、先行タスクまたは依存タスクを追加できます。鉛筆ボタンを使用すると、関連するタスクの依存関係エディタが開きます。

依存関係エディタ

「依存関係」インスペクタのタスクの横にある鉛筆ボタンをクリックすると、その依存関係エディタが開きます。そこで、その検査中のタスクとの関係をカスタマイズできます。

タスクインスペクタの「依存関係」セクションから開いた依存関係エディタ。
  1. 先行タスク、依存タスク—タスクが先行タスク(検査中のタスクが何らかの形で依存するタスク)または依存タスク(何らかの形で検査中のタスクに依存するタスク)のどちらであるかを指定します。

  2. タイプ—依存関係のタイプを指定します。

  3. リード/タグリードタイムまたはラグタイムの量を入力し、ポップアップメニューを使ってそれが「時間」、「経過時間」、または「パーセント」であるかを指定します。

  4. この依存関係を削除—このタスクと検査中のタスクとの依存関係を削除するには、このボタンをクリックします。

依存関係のタイプ

OmniPlan では、2 つのタスク間の関係を示すために、4 つのタイプの依存関係がサポートされています。

終了 → 開始
2 つ目のタスクを開始するためには、最初のタスクを終了しなければなりません。つまり、最初のタスクが終わる瞬間を除き、2 つのタスクが重複することはありません。これは最も一般的なタイプの依存関係であり、2 つのタスクを選択してからツールバーの「タスクを接続」ボタンをクリックすると、このタイプの依存関係が作成されます。
終了 → 終了
最初のタスクが終了すると、2 つ目のタスクの終了が可能になります。したがって、これらのタスクは重複することがあります。
開始 → 開始
最初のタスクが開始されると、2 つ目のタスクの開始が可能になります。したがって、これらのタスクは重複することがあります。
開始 → 終了
最初のタスクが開始されると、2 つ目のタスクの終了が可能になります。したがって、少なくとも最初のタスクが開始される瞬間には、2 つのタスクが重複しています。

割り当てられたリソース

タスクインスペクタの「割り当てられたリソース」セクションでは、タスクに関連付けられているリソースを確認したり、リソースが貢献する作業時間量を変更したりできます。また、タスクから既存のリソースを削除することや、新しいリソースを追加することも可能です。

タスクインスペクタの「割り当てられたリソース」セクション。
  1. タイプ—リソースのタイプ

  2. リソース—リソースの名前。

  3. ユニット—タスクに割り当てられたリソースのユニットで、リソースの合計作業時間に対するパーセンテージで表されます。この値が利用可能な最大値を超えることはありません。

    資材リソースの場合、「ユニット」はそのタスクに割り当てられたリソースの量を表します。

  4. 最大—プロジェクトに割り当てられたリソースの作業時間の合計量で、パーセンテージで表され、「リソース情報」インスペクタで設定されます。

リストの下にあるプラス記号ボタンを使用するとタスクに割り当てるリソースを追加でき、マイナス記号ボタンを使用するとタスクに割り当てられたリソースを削除できます。

リソースグループに含まれているリソースがタスクに割り当てられた場合は、そのグループもそのタスクに割り当てられます。ただし、これは実質的な割り当てではなく、単なる情報上の割り当てです。グループには作業時間の属性がなく、その割り当てを直接削除することはできません。このように表示されているリソースグループは、すべてのメンバーの割り当てがタスクから削除された時点で表示から消えます。

リソースの割り当て

リソースの割り当て」インスペクタでは、タスクの作業にリソースを追加するとき、またはタスクの作業からリソースを削除するときのタスクのスケジュール方法を決定できます。

タスクインスペクタの「リソースの割り当て」セクション。
  1. タスクの所要時間を調整—新しいリソースを追加すると、タスクを完了するのに利用できる作業時間が増えます。このオプションはその作業時間を使用することで、タスクが完了するまでの時間を短縮します。逆の場合も同様です。タスクからリソースを削除すると、その所要時間は増えます。

  2. タスクの作業時間を調整—新しいリソースを追加すると、所要時間が維持されたまま、タスクを完了するのに必要な合計作業時間にリソースの作業時間が追加されます。つまり、期間が固定された状態で稼働力が注ぎ込まれます。リソースを削除すると、最初に計画された時間内でタスクを完了するのに必要な作業時間が減ります。

  3. 割り当てられた量を調整—このオプションを使用すると、リソースの割り当てにかかわらず、所要時間作業時間がそのままに保たれます。その代り、新しいリソースが追加されると、各リソースの費やすべき作業時間がリソース間で均等になるように減ります(リソースが 1 つの場合、その貢献度は 100%、リソースが 2 つの場合は 50% ずつといった具合になります)。

  4. タスクの進行に必要—「任意の割り当てられたリソース」を選択すると、タスクを最も効率よく完了できるように、稼働可能な任意の人をタスクに割り当てることができます。「すべての割り当てられたリソース」を選択すると、タスクを進行させるために、そのタスクに割り当てられているリソースすべてが利用可能でなければならなくなります。

会議をスケジュールする

タスクの進行に必要」コントロールは、OmniPlan でスタッフミーティングのタスクをモデル化する手段として使用できます。

タスクの進行に「すべての割り当てられたリソース」が必要となるように設定すると、そのタスクは、それに割り当てられたすべてリソースが利用可能になるまでスケジュールされません。(別の言い方をすると、タスクに固定の開始日と終了日がある場合は、必要なスタッフがそのタスクに参加できるように、そのタスクの前後に他のタスクがスケジュールされます。)これは会議や、チームで同時に何かをしなければならないようなタスクに特に便利です。

推定作業時間(Pro)

OmniPlan Pro の「推定作業時間」インスペクタでは、、モンテカルロシミュレーションの推定値を設定したり、マイルストーン完了の適時性を推定したりできます。

タスクインスペクタの「推定作業時間」セクション。
  1. 予期—タスクを完了するのに必要な実際の作業時間量の予期値。

  2. 最小—タスクを完了するための妥当な作業時間量の最小値。

  3. 最大—タスクを完了するための妥当な作業時間量の最大値。

ツールバーにある「シミュレーション」ボタンを使用すれば、選択した任意数のタスクを完了するのに必要な作業時間を自動推定できます。ただし、完了のシナリオで使用している作業時間の範囲をさらに細かく制御したい場合は、タスクインスペクタのこのセクションを使って任意の値を指定できます。

作業時間を計算するための加重平均式は次のとおりです。

[(minimum effort) + 4x(expected effort) + (maximum effort)] / 6

OmniPlan 全体を通して、作業時間の値(タスクアウトラインの「作業時間」列「タスク情報」インスペクタの「作業時間」フィールド、およびその他)が上記の推定作業時間フィールドの 3 つの値の平均に基づいて計算されます。

これらの 3 つの値の平均値が既存の値に等しい限り、それらの値は変わりません(シミュレーションの自動作業時間推定機能はそのように設計されています)。ただし、ここで(または、関連付けられているカスタム列で)値を手動で変更すると、他の作業時間値も変わります

スケジュールの影響

スケジュールの影響」インスペクタでは、タスクを自動スケジュールする際に関係する要因を表示および編集できます。

タスクインスペクタの「スケジュールの影響」セクション。

このインスペクタには、現在タスクのスケジュールに影響を及ぼしているすべての要因のリストがあります。これには、リソースの利用可能状況、依存関係、タスクやプロジェクト全体の開始/終了制約が含まれます。